昨日,給食センターで,なにやらいい匂いが・・・。
サンプルの食材を使って,調理実験を行いました。それは,「大きなスチームオーブンの機械で,揚げ物を焼く」という試みです。通常,揚げ物は,大量の油を使って機械で揚げますが,今回は,オイルスプレーを吹きかけて,オーブンで焼く実験をしました。
オーブンを使うメリットは,たくさんあります。例えば,暑い夏では,給食センターの室温は,35℃を超える日があります。そんな中で,揚げ物を作ると,室内は更に気温が高くなってしまう恐れがあります。オーブンを使うことで,携わる調理員さんの負担を軽減することができます。ほかには,食べるメリットもあります。揚げ物は,多くの油を吸うので,脂質が多くなりがちですが,オイルスプレーを使って作ることで,使う油の量を減らし,ヘルシーに食べることができます。
いざ,実験!!!
↓ 焼く前のトンカツ ↓
↓ オーブンに入れます ↓
↓ 焼いています ↓
↓ とても高い温度です ↓
↓ 1回目 ・・・焼き色が,あまりつきませんでした。 ↓
↓ 2回目 温度や風量を上げたところ,いい焼き色になりました。 ↓
試食の結果も,2回目の方がより美味しく食べられることが分かりました。
この後も,「時間が経ったときは,どんな味や食感になるだろうか」「裏側までサクサクになるだろうか」など,時間をかけて検証しました。
とある日の給食センターの様子は,いかがでしたか?給食センターも,日々試行錯誤をして,給食を考えています。安心で安全な,また美味しく食べられる給食を目指して,これからも探求していきます!