7月23日(土)・24日(日)の2日間、宮城県登米市長沼ボートコースにおいて、第42回全日本中学選手権競漕大会が行われました。
連日の大雨により、登米市周辺は洪水等の被害が発生していました。また新型コロナウイルス感染症の感染拡大もあり、大会運営が困難な状況でしたが、宮城県ボート協会をはじめ、多くの大会関係者のご尽力により、無事に全日程を終了することができました。ありがとうございました。
潮来選抜の全中の結果は以下の通りです。
【女子シングルスカル】
・潮来選抜 準決勝敗退
【男子シングルスカル】
・潮来選抜A 6位入賞
・潮来選抜B 予選敗退
【男子ダブルスカル】
・潮来選抜A 準優勝
・潮来選抜B 6位入賞
・潮来選抜C 準決勝敗退
【女子舵手付クォドルプル】
・潮来選抜 8位入賞
【男子舵手付クォドルプル】
・潮来選抜 優勝(6大会連続)
【男子総合】
・潮来選抜(男子)第2位
昨年の大会は、ミスオールで艇を止めてしまうクルーが全国的に多く見られましたが、今大会では、ほとんど見られませんでした。どの団体も昨年度の経験から技術的にも精神的にもレベルアップしていた大会だと思います。ボートが好きだと言える選手ばかりだったのではないでしょうか。しかし、細かい部分では、航行ルールが守れないクルーが多く見られました。水路委員や審判員に何度も注意されてようやく回漕レーンに戻る様子は、まだまだ中学校ボートの質(レベル)に課題があると思います。
今年の潮来選抜のスローガンは、昨年度までと同様で「水の上でも陸の上でも日本一」でした。新チームとなってからの1年間で、選手たちは、偉大な先輩たちが築き上げてきた伝統を背負いつつ、長沼ボートコースを想像して練習に励んできました。コロナの感染拡大により、活動が制限されたり、怪我に悩んだりと、冬場の練習を含め、決して満足できるほどの準備(練習)ができたわけではありません。それでもチームとして大会に臨む姿勢は素晴らしいものでした。細かい部分では、顧問から注意があったものの、移動のバス内でもレースの反省や次のレースについてなど、ボートの話題ばかりで、大会に集中していました。3年生は、どのクルーも潮来での最高のパフォーマンスを大会でも発揮していました。練習での漕ぎ以上だったクルーもいました。どのクルーも自分が想像していた最終レースに向けて調子を上げていました。中でも、男子舵手付クォドルプルのメンバーは、予選のレースから圧巻のパフォーマンスで全国から注目を浴びていました。陸での行動も含め、潮来選抜の代表でもあり、全国中学ボートを代表するクルーとなっていました。6連覇をかけた決勝レースでは、他艇からのプレッシャーもはねのけて、近年稀に見る好タイムでの優勝を勝ち取る姿は素晴らしいものでした。男子は全種目で入賞しましたが、僅か1点及ばず総合優勝には届きませんでした。
チームとしては、今大会の主役として活動することができていたと思います。全国から憧れられるチームであり、中学ボートを牽引する行動が出来ていました。今大会で得たものや感じたことをしっかりと後輩へとつなぎ、潮来選抜のプライドを引き継いでもらいたいです。
現地まで応援に来てくださった保護者の方々、先生方からの応援や細かい部分でのサポートをしてくださり、感謝申し上げます。選手たちがレースに集中するために陰ながらサポートしてくださった方々、潮来でYOUTUBEライヴを通して応援の念を送ってくださった方々にも感謝の気持でいっぱいです。潮来市からもたくさんのご支援を賜りました。本当にありがとうございます。これからも潮来選抜の活動に対し、応援、ご協力をお願いします。
潮来選抜 指導者一同