10月14日(土)、15日(日)に岐阜県川辺町にて全国中学校新人競漕大会が開催されました。水面は穏やかで、とても漕ぎやすい環境でした。今大会には、潮来選抜から女子舵手付クォドルプル以外の全種目に出漕しました。 結果は次のとおりです。
女子シングルスカル(椎名)6位
男子シングルスカル
A(出口)3位入賞
B(高城)準決勝敗退
女子ダブルスカル(土子、濵田)3位入賞
男子ダブルスカル(石井、石津勇)準優勝
男子舵手付クォドルプル(箕輪、藤崎、石津有、上原、小林)5位
潮来選抜の新チームのテーマは「王座奪還」です。これまで先輩たちが築いてきた栄光の足跡をまた歩み「強い潮来選抜」というイメージが取り戻したいと選手たちが掲げたものです。
大会前は、王座奪還の第一歩として、各種目で上位入賞=メダル獲得を具体的な目標として臨みました。当然、細かい目標や課題はクルーによって異なりますが、新人大会の時点でチームの姿勢(レースに臨む態度)は良かったと思います。
水上でのパフォーマンスでは、潮来での練習の成果をしっかりと発揮できたクルー、全く出来なかったクルー、精神面からレースごとに漕ぎが変わるクルーなど、様々でした。全体的に言えることとして、全国トップレベルと比べ、技術レベル以上に、出力(パワー)に大きな差があります。ローイングは体力勝負です。どんなに技術を磨いても、根本的にパワーが弱ければ勝つことができません。力比べでは身体の大きさが重要となります。今大会で、潮来選抜の選手たちは身体づくりの重要性を痛感したと思います。身長を伸ばすことは難しいですが、筋力を付けることは努力すればできます。「高強度トレーニング」「消費エネルギー以上の栄養補給」「日常的な身体の手入れ」が必要となります。
よく中学生は、「勝ちたいです」と言う割には行動が伴わないことがあります。練習だけ真面目に取り組めば強くなれると思っている選手も多いです。一生懸命練習しても栄養補給が不十分だと、身体は痩せ細り、パワーは下がる一方です。身体を大事にしているアスリートにとって、「好き嫌いがある」「食が細い(量を食べない)」など、食事で手を抜くことはありえないのです。これらは活動時間外の個人の行動です。家庭の協力も必要となります。
強靭な肉体ができてくると、精神面も強化され、全国トップに肩を並べられるようになります。
自分たちが掲げた目標達成までの道のりは、非常に険しいものですが、諦めずに頑張ってもらいたいと思います。
潮来で応援してくださった皆さん、現地まで応援・サポートしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも潮来選抜を宜しくお願いします。
潮来選抜指導者一同